野球バカと逆境と

tempra1842006-03-20

なにかと仕事の多い今日この頃ですが
今年も春の甲子園の季節がやってまいりました
といっても、いわしはそれほど高校野球には興味はないのですが…


ただ、今年は一校だけ気になるところがあるのです
それは離島の球児たち、八重山商工野球部です


なにかというと沖縄ばっかり誉める風潮はあまり好きではないのですが、
とにかく、なんか気になるこの高校


聞くところによると、ここの伊志嶺監督は島中で有名な野球バカ
そのスパルタ指導ゆえに、部員がなんと2人にまでなってしまうというほど
まともに野球ができないなかでも、新入部員が入るまではと続けたOBの2人
離れ島で野球をしていても先がないという理由から、
甲子園を目指す島の球児たちは次々と本州へ…
それでも、伊志嶺監督のもとで指導を受けていた少年野球のメンバーは
本州への進学ではなく、同じ監督のいる八重山商工へ進学
そしてついにつかんだ甲子園の切符…


ただ、俺が興味をひかれたのはそこではない
噂によると、
1日12時間ものノック練習、
2kgの重りをつけてのバッティング
夜な夜なグランドに出てタイヤを引きずるナイター練習
と、実際に見たわけではないが、その特訓は過酷極まりない(らしい)
しかも、なにをやっても必ず怒鳴られる
監督は「このクソオヤジ!」と刃向かうくらいの姿勢でがんばってほしいというが
選手の方はどれだけ怒鳴られようと「もう慣れましたから」というすれ違いっぷり
その練習風景からはみるからにダメチームの臭いが漂うらしいが、
試合に出ると一転、隙のない強豪チームに化けるという…


てなわけで、今年は八重山商工の動きにだけは注目したいとおもうのでした