「ひとたまりもない」をください

tempra1842006-04-24

ようするに我々は
人間的に壊れてしまうくらいの、
目が白くなるくらいの、
言語障害に陥るくらいの、
ひとたまりもない衝撃を
誰かに投げつけられることを、心のどこかで望んでいるのだと
ラノベ作家の本を読んでいると、そう思うのです



だのに実際は
得体の知れない酸性の液体に、胃袋をちりちり焼かれてるみたいに
少しずつ少しずつ傷ついて、すり減らして
一晩眠って少しだけ粘膜ができて、
そしてまた少しずつ少しずつ、深い傷を負うこともなく
でも確実に進行してくる低温火傷みたいなものにおかされながら…
そういうループを毎日繰り返しているのだと



別にネガティブに嘆いてるわけでもなく、
いたってポジティブなのですよ、いわしは



だってインリンイン卵を産んでニューリンが誕生するような
こんな世の中、ステキじゃないですか